Q、喘息Asthmaで亡くなることはありますか？
Ａ．喘息で亡くなることはあります。
日本では吸入ステロイド療法が普及した現在でも、毎年4千人の方が喘息
発作で亡くなっています。この喘息死を起こすような発作は通常の発作と
次の点が違います。
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（歌手のテレサ・テンがパリのホテルで亡くなったのはこのタイプの発作です） |
１）前兆がないため予知不可能である。何でもない時に突然息ができなくなって
そのまま３〜５分で死に至る。
２）１００％気管支が閉塞するので気管支拡張剤の吸入をしても無効。
３）すぐに薬を飲んでも効果が出るまで３０分以上かかるのでこのタイプの
喘息発作の場合は間に合わない。
対策は、毎日の内服を続ける以外(生命保険と思って！)に予防の手段はないと考えます。
従いまして喘息死は気管支拡張剤のスプレー位で発作をおさめてきた軽症(!)の人に多い
訳です｡このことは今まで軽症であったとしても将来も軽症であるとは限らない、
という事を意味します｡
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